「いやいや、いきなり痛くなったよ!」
「クシャミしたらなったんだよ!」
…という声が聞こえてきそうですが (^^;)
それは「きっかけ」になっただけで、直接の原因ではありません。
そもそも、健康的で筋力、体力、柔軟性が十分ある体は、そう簡単にはぎっくりならないのです。
あなたのぎっくり腰は、ずいぶん前からの積み重ね
今回のぎっくり腰ストーリーをざっくり説明すると
日々の生活で徐々に疲れを溜めていき → 筋肉が硬くなり → 血流が悪くなり → 回復が追い付かず → クシャミがきっかけで限界を超えた = ぎっくり腰発症…という感じかな。
ちょっとここで、<コップの中に水がたまった状態>を思い浮かべてください。
- コップ自体が「あなた」
- 溜まった水が「疲れ」
- 水を入れすぎてあふれた状態が「ぎっくり腰」 だとしたら。
水がコップの中に留まっているうちは、徐々に溜まっていく中で少しだるさや痛みを感じることがあったとしても、生活するうえで大きな影響はありません。(だからつい放置してしまう)
でも、疲れの水は日々の生活で増え続け、コップの淵ギリギリまで溜まってきたら、こぼしてしまわないように慎重に動くようになりますよね。(これはもうギリギリの状態)
そしてある日、クシャミの振動がきっかけで水が溢れてしまった。(急に動けないほどの激痛が出たりする)
つまりこれが、ぎっくり腰が「ある日突然」起こるわけではないと言った理由です。
傷めてしまうと、後のケアが大変です。
水があふれてしまうと、ビショビショのままではいられませんから、周りにこぼれてしまった水を拭いて、コップについた水も拭いて…後処理に時間も手間もかかって大変ですよね。
さらに、もしもコップ自体が劣化していたとして、クシャミの衝撃が大きかったら??コップ自体にもひび割れや欠けができて修理が必要になるかもしれません。
身体でいえば、軽い痛みなら仕事量を減らすことで対処できるかもしれませんが、重症になれば回復するまでに時間もお金もかかるし、動けるようになるまでお休みしないといけません。
人手に余裕のない時や納期が迫っている時、フリーランスなど代わりの利かない立場の場合、間に合わないと信用問題にもなりかねないし、休んでいても気が気じゃない、でも痛くて動けない…というジレンマ状態の人を何人も見てきました。
だから、日々のメンテナンスが大事。
もし、水が溜まってきた段階で定期的に外にこぼして(メンテナンスして)いたとしたら。クシャミの衝撃があったとしても水はこぼれないかもしれません。
さらに、日々の筋トレやストレッチなどでコップの強度や柔軟性が増していたら、ひび割れや欠けは起こらないかもしれません。
月に一度でいいんです。自分のメンテナンスをする時間を作りませんか?
人によって体力も筋力も、仕事や生活環境も様々ですから、必要なケアや頻度もそれぞれですが、多くの場合、月に一度の頻度でよい状態を保てています。
メンテナンスをすれば絶対ぎっくり腰にはなりません!とお約束はできませんが、過去に何度もぎっくり腰に悩まされていた方でも、定期的にメンテナンスをするようになってずいぶん改善されている例はたくさんあります。
生きている限り人の細胞は生まれ変わりますし、生活習慣を変えていけば身体も変わっていきます!クセになっているから仕方ない…と諦めなくて良いんです。
実際に体験してみないと分からないと思いますが、本当に日々の生活が楽になりますし、心の余裕も生まれますよ(*^-^*)
ぜひ、あなたの生活にも「月1メンテナンス」の習慣を加えてみませんか♪
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